南京大虐殺81周年、日本各地で祈念活動が開催

来源:チャイナネット 时间:2018-12-14 09:10:15

  12月13日は南京大虐殺81周年であり、5年目となる南京大虐殺犠牲者国家追悼日でもある。大虐殺の犠牲者を追悼し中国侵略日本軍の残虐な罪を暴露するため、日本の識者は広島・大阪・名古屋などの各地で祈念活動を開き、歴史を銘記し両国の平和・友好の未来を切り開くよう呼びかけた。新華網が伝えた。

  南京大虐殺の生存者である常志強氏の娘、常小梅氏が主催者から招待され、日本を訪れた。父の証言を語り、日本の人々に日本軍が犯した筆舌に尽くしがたい罪を暴露した。「中国侵略日本軍の暴行への告発を、南京大虐殺生存者の高齢化や死去により終わらせてはならない。大虐殺生存者の子供として、父に代わり日本の人々に歴史の真相を伝える責任と義務がある」

  南京師範大学の張連紅教授は日本の人々に、西側の記者、宣教師、外交人員などが記録した南京大虐殺に関する報道、写真、史料などを紹介した。当時の国際社会の視角から、中国侵略日本軍による非戦闘員の大虐殺、女性の強姦、財産の略奪といった残酷な行為を暴露した。

  活動に集まった多くの人々は、南京大虐殺の生存者本人による血なまぐさい経験、当時の写真や報道など確かな証拠が暴く残忍な真相は、非常にショッキングだと話した。

  大阪の祈念活動に参加した田中さんは記者に、「私の大学の専攻と仕事は中国と関連している。中国人との交流により一部の歴史の真相を知り、この歴史をより深く学びたいと思うようになった。生存者の経験はショッキングで、歴史の真相を次の世代に伝える必要がある」と述べた。

  名古屋の祈念活動に参加した歴史を専攻する女子大生は、記者に「戦争の歴史の真相を理解するほど平和の尊さを認識できる。この歴史への理解を深め、また南京を訪れ多くの生存者の証言を聞きたい」と話した。

  戦争を経験した世代の減少に伴い、戦争は徐々に日本人から忘れられている。日本の教科書の戦争に関する描写は被害が中心で、加害の内容は絶えず削除されている。大阪国際平和センターなどの記念館では、加害の歴史に関する展示品が撤去されているほどだ。また右翼分子などの勢力による南京大虐殺を否定する言論、一部の学者や政治家による歴史歪曲の不協和音が、日本で時に生じることがある。

  一連の祈念活動の主催者、民間団体「南京大虐殺60ヵ年大阪実行委員会」の樅山幹事は記者に、次のように話した。日本では南京大虐殺の歴史を否定しようとする者が常にいるが、経験者の証言は日本人が真相を理解するための最も直観的な形式だ。1990年代より、関連団体は毎年、南京大虐殺の生存者を日本の講演に招いており、20数年続けている。生存者の高齢化に伴い、各団体は生存者の子供や中国の専門家・学者を積極的に招待し、引き続き日本の人々にこの真相を伝えている。

  現在の日本の若者が学校教育では南京大虐殺の真相を理解できない現実に、樅山氏は焦りを覚えている。「関連団体がこのような祈念活動を続けるのは、できる限り多くの人、特に次の世代に真相を知ってもらうためだ。日本人と中国人は、この歴史を銘記するべきだ」

  祈念活動の別の主催者、民間団体「<ノーモア南京>名古屋の会」の平山幹事は記者に、次のように話した。日本軍が犯した南京大虐殺の罪には確かな証拠が山とあるが、名古屋市の河村たかし市長ら一部の人物が南京大虐殺を公然と歪曲・否定する発言をしており、非常に強い憤りを覚える。日本はドイツに学び、加害の歴史の真相を認め、十分に反省し教訓を汲み取ることで、初めて未来に邁進できる。

  「中国網日本語版(チャイナネット)」 2018年12月13日 

责任编辑:焦竞赛
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