海外関係者が語る改革開放40年、中国の知恵はグローバル問題に助力

来源:中国国際放送局 时间:2018-12-18 10:23:45

  1978年12月18日から22日にかけて、中国共産党第11期三中全会が北京で開かれました。この会議は中国の改革開放政策施行の始まりと見られています。この40年、中国は社会生産力の解放と発展を推し進めてきました。中国社会主義制度を健全化、進展させ、中国共産党の先進性を確保するこの政策は著しい成果を遂げ、7億人以上が貧困脱出に成功し、中国は世界で2番目の経済体に成長しました。これに関して、世界は「中国の奇跡」と賞賛し、中国の経験はますます国際社会に認められ、中国の知恵は当面のグローバル問題の解決につながるとみられています。

  フランスの企業AECの取締役会長で、仏中委員会の銭法仁副議長はフランス生まれの華人で、仏中貿易に携わって40年が経ちます。銭氏が初めて中国に駐在したのは1978年。この時について銭氏は、「当時、中国と西側諸国の間にはかなりの格差があった。買い物の際、お金のほかに食糧配給切符、布生地配給切符なども必要だった」と振り返りました。当時の中国の総人口9億6千万人のうち、貧困人口は7億人にも上りました。国内総生産(GDP)は3679億元で、一人当たりのGDPはわずか385元という状況でした。

  フランスのド・ビルパン元首相は中国の改革開放の成功を「実務」と「協力」という二つのキーワードにまとめました。ド・ビルパン氏は、「短い40年の間に、中国は経済、社会、グローバルガバナンスなど、多くの分野で大きな進展を遂げた。中国の奇跡は偶然の産物ではない。中国の改革開放の成功例から二つの経験を教わった。一つは、実務と漸進的な長期計画が根付いてこそ、初めて進展を遂げるということ。もう一つは、開放と協力は建設と発展を実現するカギであるということだ」と述べました。

  この40年間を米ドルで計算すると、中国の貨物貿易輸出入総額は198倍増え、国際市場シェアランキングでは29位から、世界最大の輸出国、2番目の輸入大国へと躍進しました。40年の間に中国が利用した外資直接投資額は2兆ドルに達し、世界2番目の外貨流入国となり、外資系企業の輸出入総額は中国の貨物輸出入総額の半分を占めるまでになりました。これについて、日本の鳩山由紀夫元首相は、「中国の開放政策は国家の発展を促し、世界にも恩恵をもたらした。中国は巨大な市場であることから、多くの日本企業も中国で成長を遂げ、日本国内もその恩恵を受けた」と述べました。

  大規模な外資導入から国際進出に大きく乗り出すまで、中国の改革開放は自国の発展を遂げた一方、外部世界との連携や交流にも取り組んでいます。この40年で、中国の対外直接投資額はゼロから1兆ドルになり、世界3番目の対外投資国となりました。2001年に世界貿易機関(WTO)に加盟して以来、中国の対外工程請負成約の総額は2兆ドルに上りました。さらに、2013年、「一帯一路」構想の展開に伴って、中国は沿線諸国と多くの協力プロジェクトを展開し、地元の経済社会の発展を大いに促してきたと評価されています。(Lin、星) 

责任编辑:焦竞赛
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