年末ボーナス事情:やぎ座は貯金、魚座は買い物 一番多い部門は?

来源:人民網日本語版 时间:2019-01-18 09:29:36

  就職支援サイト・智聯招聘がこのほど発表した「2018年ホワイトカラー年末ボーナス調査」によると、2018年にはホワイトカラーで年末ボーナスを受け取ることのできる人は約60%にとどまり、平均額は7100元(1元は約16.0円)でいずれも前年より低下した。「経済参考報」が伝えた。

  ▽サービス産業が最高額

  調査データによると、調査に回答したホワイトカラーのうち、18年にボーナスを支給されると答えた人は55.17%にとどまり、17年の66.1%より大幅に減少した。年末ボーナスがもらえないホワイトカラーには、今年の冬の寒さがより身にしみる。

  産業別にみると、支給される人の割合が最も高かったのは商業サービス産業で75.90%、次は政府機関・非営利団体の64.90%、金融産業の63.14%。IT・通信・電子・インターネット産業は最低で46.49%にとどまり、昔日の面影はない。18年はインターネットや通信に関わる産業にとって厳しい年になり、リストラや事業縮小があり、切り詰めた予算で冬を越さなければならず、年末ボーナスもカットされることになった。

  ▽ユニークな年末ボーナス トップは避妊具

  ホワイトカラーにとって、最も実用的な年末ボーナスの支給スタイルは現金で、現金があれば何でも買える。だが企業の中には気前よく現金を渡すのではなく、奇抜ともいえる年末ボーナスを支給するところもあり、社員たちは泣いていいのか笑っていいのか分からない。18年のユニークな年末ボーナスのランキングトップ10には、避妊具、トイレットペーパー、靴下、卵、衣類、タオル、生理用品、歯ブラシ、油、ブタ肉、歯磨き粉、寝具が並んだ。

  ▽やぎ座は貯金、魚座は買い物

  調査データによると、年末ボーナスを支給されたホワイトカラーのうち、「親孝行に使う」割合が最多で39.74%に達した。これに「貯金」と「買い物」が続き、「投資・資産運用」、「借金返済」、「子どもの養育・教育」も主な使い道だった。年末ボーナスはホワイトカラーの頑張った一年間へのご褒美であり、1銭でも無駄には使えず、使い方には一人一人の気持ちがあふれている。

  若者は年末ボーナスを貯金したいとする人が多く、95後(1995年から1999年生まれ)では45.72%に、90後(1990年代生まれ)では39.45%にも達した。60後(1960年代生まれ)は30.16%にとどまった。若者は働き始めてからそれほど年月が経っていないので、所得も貯蓄も少なく、リスクに対処する力も弱く、預金によって暮らしの安心感を高めることを願う。一方、キャリアの長い社会人は家族を養っているケースが多く、日常の出費も多いので、貯金に回せる資金は限られている、と考えられる。

  企業の管理職のホワイトカラーは「子どもの養育・教育」と「自分のスキルアップ・充電」を重視しており、年末ボーナスの使い道として選んだ人は前者が33.06%、後者は25.81%に達し、中間管理職では34.72%と24.59%だった。一般社員では14.91%と9.83%にとどまった。職階が高いほど意欲的で、自分をさらに高めたいと願うだけでなく、子どもにも質の高い教育を与えたいと考えることがわかる。

  星座別では、年末ボーナスを貯金する人が最も多いのはやぎ座で、蠍座と射手座が続いた。買い物する人が多いのは魚座。親孝行が多いのは牡牛座で43.77%に上り、家族思いの星座だといえる。

  ▽18年の満足度は17年を下回る 法務部門が最高

  調査データによれば、18年のホワイトカラー年末ボーナス満足度は3.13で、17年の3.32を下回ったが、合格ラインは超え、16年の2.18と15年の2.07も上回った。18年の経済情勢を受けて、多くの企業が年末ボーナスを縮小したため、ホワイトカラーの満足度が前年より低下したといえる。

  大・中都市37ヶ所は満足度が全体として前年より低下し、上位に並んだ都市の顔ぶれを見ると新一線都市と二線都市の存在が目を引いた。大連、長沙、福州、長春などが上位に並び、都市の発展状況と個人の利益が密接に結びついていることがわかる。

  18年の男性ホワイトカラーの年末ボーナス平均額は7857元、女性は5870元で、男性は女性を30%上回った。智聯招聘が発表した「2018年中国女性キャリア現状調査報告」のデータをみると、女性全体の収入は男性を22%下回り、年末ボーナスの調査結果ともおおむね一致する。男性と同じように1年間頑張ってきた女性を、企業は男性と変わりなく尊重し、ボーナスも平等に支給するべきだ。

  都市別にみると、北京のホワイトカラーの年末ボーナス平均額が最も高く8994元に達し、合肥の8634元が続いた。一線都市では北京が1位だったのに対し、広州は7482元にとどまり、広州ホワイトカラーは手元不如意だといえる。

  部門別にみると、年末ボーナスが最も多かったのは法務、次は研究開発で、少なかったのは庶務と顧客サービスだった。

  職階が上がるほど年末ボーナス支給額も上がる。上級管理職は一般社員の4倍近くになる。

  ▽ホワイトカラーの約40%「ボーナスが不満で転職」

  調査データによると、ホワイトカラーの38.47%が、「年末ボーナスに不満なので転職する」と答えた。「転職しない」とした人は最も少なく、23.69%しかいなかった。

  「年末ボーナスに不満なので転職する」のは、若者の間ではよくあることだ。一方、年長のホワイトカラーは賃金も高く、一定の蓄えもあるので、年末ボーナスをそれほど重視していない。

  他社の高額の年末ボーナスに対し、ホワイトカラーの多くが、「心温まる非常によい話」といった感想をもち、「自分の会社も発展して大きくなって高額の年末ボーナスを支給できるようになってほしい。今の会社を辞めるつもりはない」が57.82%に上った。また、「我が身を省みずに上と比べることはしない。支給された年末ボーナスに感謝している」、と落ち着いた心持ちでいる人は21.51%に上った。

  「人民網日本語版」2019年1月17日

责任编辑:伊帆
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