「黄河の生態保護」座談会から1年 質の高い発展が国家戦略に

来源:CRI 时间:2020-09-18 10:12:36

  黄河は中華民族の母なる川、中国の文明を育んだ川でもあります。9つの省・自治区を流れ、流域内の人口は全国総人口の3割を占め、多くの国家重点生態機能エリアがここに分布しています。中国の経済社会の発展と生態系保全にとって重要な意義がある黄河は、一方では、泥砂、地上懸河、断流(川床が干上がる)を始め、世界の大型河川を襲ったほぼすべての問題に悩まされている川でもあります。

  中国共産党第18回全国代表大会以来、中国共産党中央委員会の習近平総書記は何度も黄河流域に赴き、視察を行いました。中でも昨年7月からの1年で、黄河流域にある6つの省・自治区を集中的に調査研究したことも注目されています。

  昨年9月18日、黄河の保護をテーマにした特別座談会が開かれ、席上、黄河流域の生態保護と質の高い発展が重要な国家戦略として提出されました。

  これに先立ち、2016年、習総書記は青海省を視察し、黄河の源流域の生態保護をしっかり行い、「一江清水向東流(清らかな水、東へ流る)」を確保するよう求めました。同じ年、中国初の「国家公園体制」が長江、黄河、瀾滄江の源流地である「三江源地区」で試行を始め、12万平方キロメートルを超える園区は長江源、黄河源、瀾滄江源の3つに分けられ、国土、林業、環境保護など多くの部門が統合され、園区に対し直接管理が行うようになり、現地に適した保護措置が導入されました。3年後、三江源国家公園黄河源園区で、「高海抜生態系の健全性を図る気圧計」とも呼ばれる希少動物、ユキヒョウの映像が初めて捉えられていました。

  また、黄河上流に位置する祁連山地区は豊富な鉱物資源があることで知られています。しかし、違法採掘のため、地元の生態環境がゆゆしく破壊された時期がありました。習総書記はこれについて何度も指示を出し、対策を講じた結果、祁連山での鉱物の探査と採掘プロジェクトはすべて閉鎖となり、水力発電開発プロジェクトも秩序良く整理され、コアエリアに住んでいる住民は全員移転させました。昨年8月、習総書記は甘粛省を視察する期間中、祁連山生態保護のコアエリアに位置する山丹馬場を訪れ、生態修復と保護の状況を実地調査した際、持続可能な発展が生態系保護にとっての重要性を取り立てて強調しました。

  中国における黄河流域の生態系に対する保護と質の高い発展の歩みはこれからも続きます。

责任编辑:伊帆
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