18日に北京で開かれた外交部の定例記者会見で、華春莹報道官は、「中国が新型コロナワクチンの国際間協力を行うのは、ワクチンを正真正銘な公共財にするためである。中国側は引き続き、ワクチンや感染症の予防、抑制などの分野で各方面との連携を継続し、人類公衆衛生運命共同体の構築を推進して、新型コロナ感染症を徹底的に打ち勝つ戦いで中国の貢献をしたい」と語りました。
国連安保理は新型コロナワクチンの公平な分配をめぐる閣僚級の公開会合を17日、オンラインで開きました。国連のグテーレス事務総長は会議で、「ワクチンの公平は国際社会にとって最大の道徳的試練である」と指摘し、G20をはじめとする緊急特別行動チームを設置して、「国際ワクチン計画」を策定するよう提案しました。この会議には王毅国務委員兼外交部長も出席しました。
華報道官は国連のグテーレス事務総長が提案した「国際ワクチン計画」に中国側は賛同すると同時に、ワクチンの公平的な配分のために払っている努力を支えていくとする考えを示しました。華報道官はさらに、「中国は現在までに、十数カ国とともにワクチンの研究開発に努め、53の発展途上国にワクチン支援を行い、22カ国にワクチンを輸出している。この援助活動は春節期間中も続いている」と強調しました。