中国南部、広東省深セン市の塩田港はシンガポール港、オランダのロッテルダム港、中国上海港に次いで、世界で4番目の液化天然ガス（LNG）充填サービスを提供できるハブ港となりました。
塩田港ではこのほど、中国が自主開発したLNG充填船が積載量2万3000TEUの海外のコンテナ船への充填に成功し、6時間かけて約7000立方メートル注入しました。
従来の燃料油を使用する船舶と比べ、LNGを燃料とする船舶は、硫黄酸化物の排出が最大で100％、窒素酸化物が85％以上削減できます。中国もLNG燃料船の普及を進めており、今後は珠江デルタや長江デルタなどの地域に国際的なLNG充填センターを建設する計画です。